1つの物件に2人のお客様がお申し込み!
不動産を長くやっていると同じような状況にこれは「あるある話」だな、と思う時があります。
売り出し(オープンハウス)をして、
1つの物件に多くのお客さが
来られるのは普通です。
その中で、購入希望者がたくさんいらっしゃる場合もあります。
私の場合、順番に購入申込書を記入いただいて
その後の契約から融資申し込み、資金の話をします。
昔は申し込みの段階で「申し込み証拠金」と名目で
5万円~10万円ほどの金額を預かることがありました。
申し込みだけして、その後の進展がない場合などに備えて
お金を預かることで買主に心理的に
強制力を持たそうとしたのかもしれません。
今でもこの方法でやっている業者さんがあるかわかりませんが
基本的には冷やかし防止であり、買主の意思確認になります。
つまり、申し込み証拠金を預かったからと言って
契約が成立したかといえば
法的には手付金、契約書の締結が無いと
正式な契約と認められません。
今回の「あるある話」はちょっと状況が違ってきます。
なかなか決まらなかった物件にお客様が・・・
売り出しを始めてからしばらくの間、
お客様が付かなかった物件にあることです。
オープンハウスをしてから、チラシを出しても
インターネットで売り出しを訴求しても
反応が少なくなりました。
そんな時に、一組のお客様が内見を希望されました。
いろいろ物件を見ていただいて
気に入られたので申し込みということになりました。
仲介業者の想いは・・
長く売れないと仲介業者としては
売主に対して「申し訳ないです」
そんな気持ちになっています。
ほっとした気持ちとやっと売れるという安堵感。
帰ろうと物件のカギを閉めて、
車を走らせているときに
電話がかかってきました。
同じ物件についての「内見」の連絡でした。
今、申し込みを頂いたのだから
お断りしてもいいのですが
過去の経験からお受けしました。
内見を済まされたお客様が
こちらも気にっていただき
申し込みをしたいと言われます。
そこで、先約がいらっしゃることを告げて
2番手ということで購入申込書を書いていただきます。
内見の前に先約がいらっしゃることをつたえるべきか?
お客様の心理を考えると悩んでしまいます。
内見の前に先約のことを知れば
興味が薄れはしないかと思ってしまいます。
私の判断としては
知らずに見てもらったほうが
物件を正当に評価してもらえると思っています。
住宅を選ぶ時の注意点について
住宅は高い買い物です。
住宅とお客様の相性はとても大事です。
たとえ新築であろうと同じことです。
図面上や見た目だけでなく
なんとなくしっくりくる
落ち着くなぁー
そういった感覚が必要だと思います。
ドアは右側開きがいい!
引き戸がいい!
クロスの色、外壁の色、台所の向き、
など、いろいろ手に取って確かめて
気に入る住宅を購入していただきたいと
思っています。
まとめ
話が本題からそれましたm(__)m
「一つの物件に二組の申し込みが来る!」
これは事実です。
不思議なことですが
住宅が必要と思っている人を
呼び寄せているのかもしれませんね。
それは
住宅が相性のいい人に住んでもらいたいと
思っているからだと思います。けっして、お客様を急がせようとか
成約に持ち込もうとかの意思ではありません。
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